● 2004年 クイーンメリー2 処女航海のポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪QUEEN MARY 2, MAIDEN VOYAGE, LAS PALMAS DE GRAN CANARIA, 17th JANUARY 2004≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :anonymous
製作年 :2004
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 2004年 クイーンメリー2 処女航海のポスター
クイーンメリー2、処女航海のポスターです。2003年12月23日、クイーンメリー2はフランス・サンナザールのアトランティック造船所で竣工しました。キュナードラインへの引き渡しを終えて、スタッフの習熟も兼ねてサウサンプトンへ、これが通常0号航海と呼ばれる母港回航でした。開けて2008年1月8日、サウサンプトンのオーシャンターミナルにてエリザベス女王によって「Queen Mary 2」と命名され、1月12日サウサンプトンを出港、これがクイーンメリー2の1号航海=処女航海です。1600余名の乗客を乗せ、英仏海峡からフランス、ポルトガル沖を経て最初に寄港したのがカナリア諸島・ラスパルマス、本作に日付が描かれる2月17日のことでした。ラスパルマス出航後、この処女航海は続き、フロリダ・フォートローダーデール経由で最終目的地はリオでした。航海号数は往復で一つ、従ってQM2の処女航海はサウサンプトン、ラスパルマス、フォートローダーデール、リオ、サウサンプトン帰港までということになります。
このポスターは、クイーンメリー2の処女航海、初寄港のためにスペイン領カナリア諸島自治州政府、ラスパルマス市庁、ラスパルマス観光局、カナリア諸島観光局、ラスパルマス・デ・グランカナリア525周年祭委員会、そしてキュナードラインの連名によって制作されたものです。全く同じ図柄で下部のキュナードとカナリア諸島観光局、ラスパルマス・デ・グランカナリア525周年祭委員会の3者銘が入っていないポスター(キュナードのロゴ部分は赤い塗りつぶしになっています)も制作されていますが、その二種類がどのように使い分けられたのかは不明です。本作、キュナードのロゴ入り版は乗船客に配布または販売されたものと考えるのが自然です。ちなみに、二種類のうちキュナードのロゴ無しは今日でもフリーオークション等で見かける機会がたまにありますが、キュナードロゴ入りの方は滅多に見かけることはありません
・ 雑感
残念なことに、クイーンメリー2の就役に際しキュナードラインがかつてのように自社謹製でポスターを制作することはありませんでした。本作も制作の主体はキュナードラインではなくラスパルマス、グランカナリア当局であることは明白です。カナリア諸島当局によって制作された本作は、クイーンメリー2の処女航海の言わば証のような意味合いも持っており、後々、重要な意義を持つものと考えられます (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】