● 1925年 キュナードライン 客船ラコニアのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪CUNARD, NEW STEAMERS 20000 TONS, BOSTON TO EUROPE≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Walter Thomas
製作年 :1925
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1925年 キュナードライン 客船ラコニアのポスター
170年を越えるキュナードラインの歴史の中で代表作のひとつになっている名作ポスターです。描かれているのは1922年就航、キュナードラインの客船ラコニアです。このポスターを描いたウォルター・トーマスは英国リバプールの画家で、水彩と油彩両方をこなしていました。当時のキュナード広告宣伝ポスターの主な発注先、リバプールの印刷会社ターナー・アンド・ダネット社からの依頼で絵を描くことが多く、パリから遠く離れたリバプールにありながらアールデコの技法を巧みに取り入れ非凡な才能を発揮しました。戦前のアールデコ画家の多くが大戦後に筆を置く中、息長く活躍、戦後1950年代にもキュナードのポスターを描いています。
ここに描かれた20000トンのキュナード新船ラコニアは、大西洋航路の米国側主発着港がニューヨークに移った後のボストン航路で活躍しました。忘れてならないのは、ラコニアは1922年から1923年にかけて130日間、世界初のパナマ・スエズ両運河を使用した世界一周クルーズを行った客船だったということです。アメリカンエクスプレスが募集して催行されたこのクルーズには416名が乗船、後にクイーンエリザベス2が度々行って客船の未来に光明を見出すことになる世界一周クルーズは、ラコニアがその嚆矢となっていました。(船と港のエッセイでラコニアの旅行記を取り上げました) 史実は誤って伝わることが多く、一般に1930年代のポスターと間違って解説されますが、初版製作はラコニアの就航、すなわち1922年です。初版は英国向けに製作された下部テキスト「To BOSTON」がグリーン、背景ブラウンのもので、その後、版が重ねられ数種のバージョンがあります。これは米国向けの「BOSTON To EUROPE」版で、背景水色とテキスト赤の1925年版です
・ 雑感
ラコニアは1922年の世界一周クルーズ(西回りでした)で日本へ寄港しています。船と港のエッセイでラコニアの旅行記を取り上げました (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】