● 1932年 英LNER鉄道 客船アキタニアのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪CUNARD, L.N.E.R.≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :anonymous
製作年 :1932
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1932年 英LNER鉄道 客船アキタニアのポスター
英国は世界初の蒸気機関車を走らせることに成功したものの鉄道会社は乱立状態、20世紀を迎える頃には鉄道会社の淘汰が進みました。自動車の普及も早く、1920年代には鉄道は不採算事業となり、1921年鉄道法によって四大鉄道会社に集約されることになります。LNER・ロンドン・アンド・ノースイースタン鉄道はロンドン以北、主に東海岸経由でスコットランドへ至る路線を持ち、四大鉄道会社の中で二番目の規模を持っていました。ロンドンからリバプールへの主な鉄道路線はLMS・ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道が担っていましたが、LNERもイングランド中部経由のリバプール行き路線を運営していました。LNERは四大鉄道の中で最も広報宣伝活動に力を入れたことで知られます。リバプール路線を暗示したこのポスターによってどの程度の乗客獲得に成功したかは定かではないものの、鉄道会社が船会社とのダブルネームで宣伝活動を行っていたのは興味深いことです。
1932年、LNERのフライングスコットマンと客船アキタニアが描かれたポスターです。LNERのクラスA3蒸気機関車は英国で最も成功した蒸気機関車として知られますが、ここに描かれた4472Flying Scotsmanは、1923年から1963年まで使用され、英国鉄道の速度記録=100マイル超を樹立し、今日唯一車両が保存されることになるクラスA3蒸気機関車でした。ポスターの製作年代ははっきりしていませんが、下部の社名「CUNARD」が「CUNARD WHITE STAR」に書きかえられた全く同じ図柄のポスターも製作されていることから、1934年のCUNRAD WHITESTAR合併成立から遠くは遡らない1932年か1933年に製作されたものではないかと考えられます。オリジナルは英国鉄道博物館に保存されています
・ 雑感
現在の横浜赤レンガの北側にひっそりと横浜港駅(よこはまみなとえき)の跡が残っています。現代は自動車が主たる移動手段となり、クルーズ客船にばかり目を奪われれば忘れがちですが、横浜港駅の跡を見るとおり、かつて埠頭までは列車で向かうのが常でした。こうして外航客船とこれに接続する列車を描けば、旅情と言えばこれほど当時の旅情を強く感じさせるものはありません (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】