● 1925年 フランク・ヘンリー・メイソン キュナードラインのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪CUNARD, U.S.A. & CANADA≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Frank Henry Mason
製作年 :1925
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1925年 フランク・ヘンリー・メイソン キュナードラインのポスター
客船モーレタニアのボートデッキを描いたキュナードラインのポスターです。ニューヨークのチェルシー埠頭を背にハドソン河を出航するシーンを描いたものに見えます。1920年代のキュナードのポスターにはアキタニアが描かれることが多く、ルシタニアを描いたものは珍しいといえます。一見してルシタニア、アキタニアとの区別がつきませんが、巨大な通風塔と船体の白黒の色分けの境目で見分けることができます。作者は英国の水彩画家フランク・ヘンリー・メイソン、船会社の客船ポスターを殆ど描くことはなく、むしろ英国の鉄道ポスターで高名な画家で、海岸線をモチーフにした作品が多数残されています。鉄道会社の営業上の都合により港湾を題材にしたポスターを描くことも多く、これが縁となってキュナードの仕事を手掛けたものと推察されます。ちなみに本作以外にキュナードのポスターは伝わっていません。モーレタニアの巨大な通風塔が大胆に描かれ、強烈な印象を与えます。
モーレタニアはルシタニア級客船の二番船として1908年に就役、5月に大西洋最速横断記録を更新すると、以後22年間ブルーリボン客船の座を守りました。1934年の最後の大西洋横断航海でさえ設計航海速度の平均24ノットを記録、類まれな信頼性を見せつけました。実は、1915年にUボートの雷撃で沈没するまではルシタニアが主役、1914年に妹格のアキタニアが就役するとアキタニアが主役となり、ブルーリボンの栄誉とは裏腹に明確に旗艦の座を与えられることはありませんでした
・ 雑感
海事海運に関する勉強をしたことがある方ならよくご存知のポスターです。海外の著名な海運史の書籍の表紙になっているからです。オリジナルは現存数が極めて少なく、それ故にこの図柄がポスターだったということさえ忘れられ、キュナードのブローシャー表紙と勘違いされていた時期がありました。現在は、きちんと英国の博物館での所蔵が確認できています (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】