● 1932年 ユナイテッド・ステーツ・ライン 客船ワシントン・マンハッタンのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪to EUROPE the AMERICAN WAY, NEW S.S.WASGINGTON S.S. MANHATTAN, World's Fastest Cabin Liners, UNITED STATES LINES≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :anonymous
製作年 :1932
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1932年 ユナイテッド・ステーツ・ライン 客船ワシントン・マンハッタンのポスター
USL・ユナイテッドステーツラインは、19世紀末に英国のインマンラインを買収したのが起源で、常に米国船舶院・米国海事委員会と歩と共にしました。第一次大戦を期に唯一の戦勝国たるアメリカの成功と繁栄が始まりますが、大西洋航路においては必ずしも主役を務める力量はありませんでした。特に、米国禁酒法は海上の米国籍船にも適用されたため、ドライシップの米国客船は敬遠されがちでした。ドイツから賠償で得た世界最大の客船リバイアサンを持て余したUSLは、この石炭炊きの巨船の運航を諦め、2万トンクラス客船を3隻建造する計画を立てました。この一番船、二番船が客船ワシントンとマンハッタンで、欧州勢と趣を異にした適価のツーリストクラス戦略が大当たりして人気を博しました。反対側の太平洋ではマトソンラインがオール一等の客船で成功しており、客層に違いはあったものの、いずれも観光をターゲットにした後のクルーズ客船的な発想の「モノクラス」を先取りした客船だったと言えます
作者不明、アメリカ的なカラッとした明るいデザインが印象的なポスターです。“world's fastest cabin liner”とありますが、cabin linerは厳密には客室を備えた船舶すべてにあてはまる言葉でありながら、ツーリストクラスや二等を俗にキャビンクラスと呼んだことを直感的に上手く使った言い回しといえるでしょう。cabin linerと読んで、高級なフランス船、格式高い英国船を思い浮かべる人はいなかったでしょう。実際にはワシントンとマンハッタンでは、ツーリストクラスが全船客の60%の設定でしたが、消席率が抜群に高かったのは、この6割のツーリストクラスでした
・ 雑感
一朝一夕に得られるほど客船運航のノウハウは簡単なものではありませんでした。リバイアサンの失敗は貴重な教訓となり、ワシントンとマンハッタンの姉妹船が一定の成功を得たといえます。この両船の成功が無ければ、後に史上最速の客船ユナイテッドスーツが誕生するには至らなかったと考えられています (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】