● 1932年 仏東部鉄道 客船イル・ド・フランスのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪PARS. HAVRE. NEW YORK, CHEMINS DE FER DE L'ETAT, Cie Gle TRANATLANTIQUE≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Albert Sebille
製作年 :1932
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1932年 仏東部鉄道 客船イル・ド・フランスのポスター
今日では見ることのできなくなった列車が乗り入れる外航客船埠頭の風景のポスターです。描かれたのはル・アーブルの埠頭と客船イル・ド・フランスです。
英国の外航客船発着港がリバプールからサウサンプトンへと移ったように、フランスでも1920年頃まではシェルブールが外航客船の発着港でしたが、やがてル・アーブルに移ってゆきます。海路から見た場合、英仏海峡狭部先端のシェルブールは優位で、現在では東部のカレーとシェルブールが欧州各港とを結ぶフェリーで多用されていますが、1920年代から戦後の定期外航客船末期までフランスの外航客船発着港は主にル・アーブルが利用されました。これは、一にも二にもパリに近かったことによるものです。パリ・ルアーブル間はフランス東部鉄道が路線を持っており、英国のサザンレイルウェイの努力によってサウサンプトン港が英国の外航客船の主発着港になったように、フランス東部鉄道の努力やパリに近い地の利によってル・アーブルが主発着港として栄えたと考えられます。その証左のひとつともいえるのが、フランス東部鉄道とフレンチラインのダブルネームで描かれたこのポスターといえるでしょう。デザインは1910年代から1930年代前半まで、フランスの客船ポスターの第一人者だったアルバート・セビルです
・ 雑感
日本では・・・大桟橋にこそ鉄道は乗り入れていませんでしたが、現在の横浜赤レンガ倉庫の隣地にあった新港埠頭岸壁には横浜港駅(よこはまみなとえき)が設けられ、外航客船に横付けするように臨時列車が乗り入れました。外航客船が減り、貨物もコンテナ化された上に自動車運送・・・埠頭に乗り入れる鉄路の風景はすっかり見ることができなくなりました (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】