● 1940年 フランク・マッキントッシュ マトソンラインのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪MATSON LINE, HAWAII≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Frank Macintosh
製作年 :1940
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1940年 フランク・マッキントッシュ マトソンラインのポスター
リゾート地、ハワイの大成功はマトソンラインによってもたらされたものでした。ハワイ最大の砂糖きびプランテーションのオーナーだったスプレッゲルス一族のもとにウィリアム・マトソンが高級船員として雇われ、1901年、海運部門を任されたマトソンは社名をマトソン・ナビゲーションに変更して蒸気船を購入、砂糖きび運搬はもとより、その客船サービスが評判を呼ぶことになります。1927年、ワイキキに「ロイヤルハワイアン」を開業、同時に客船マロロを就航させました。ロイヤル・ハワイアンはマロロ乗船客のために建設されたホテルでした。オール一等700名の客船マロロは大成功、ハワイは押しも押されもせぬ一大リゾート地の地位を確立します。次の一手、ハワイ線増強と南太平洋・オーストラリア線のために建造されたのが1932年に就役したマリポサとモントレーです。翌1933年には、マリポサ三番船、ラーリン(3代目)が就役、マロロのセーリングパートナーの一方でオフシーズンには太平洋クルーズを実施1933年と1934年には日本にも寄港しました。
リゾート地ハワイの整備と空調完備の客船建造、こうしたインフラ整備とともにマトソンラインが取り組んでいたのは宣伝戦略です。写真を芸術の域に高めた貢献者、写真界のビッグネームとなっていたエドワード・スタイケンとアントン・ブリュールを起用し積極的な雑誌広告をリリース、同時に船内で使用されるメニューカードやパンフレット類にもハワイアンテースト溢れる美しいものを整えます。これらを手掛けたのはルイ・マックロードとフランク・マッキントッシュです。特にフランク・マッキントッシュの描くイラストは、ハワイ伝統のアロハ柄(ポリネシアの伝統柄でしょうか)を巧みに取り入れたもので、今日我々が感じるハワイアンテーストのイメージを構築したといっても過言ではありません。第二次世界大戦直前、マッキントッシュによって描かれたマトソンラインのポスター二種のうち、サーフィンの図柄のポスターです
・ 雑感
確かな理由はわかりませんが、写真界の大御所を起用して大々的な雑誌広告を打ったマトソンラインながら、実はポスターというメディアは殆ど制作しませんでした。言えることは、マトソンラインのポスターを使用すべき場が少なかったか、雑誌広告だけに専念する方針を持っていたか・・・といったことです。真相はわかりませんが、マッキントッシュ作品は戦前ハワイの観光ポスターとしても数少ない貴重なものとなっています (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】