● 1957年 APL 客船プレジデント・ウィルソン プレジデント・クリーブランドのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪JAPAN, AMERICAN PRESIDENT LINES≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :anonymous
製作年 :1957
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1957年 APL 客船プレジデント・ウィルソン プレジデント・クリーブランドのポスター
APL・アメリカンプレジデントラインズによる寄港地をフューチャーしたシリーズポスターのうち日本編です。松の盆栽に釉薬鉢、そこに中国風の焼き物・・・盆景と盆栽の違いを余り理解していると思えないのはご愛敬、襖の向こうの海には客船プレジデントウィルソンが描かれています。このシリーズポスター(日本のみ「JAPAN」と「YOKOHAMA」の二種類、他に寄港地都市が六種類)は、どれもポスターと雑誌広告が同図柄で使用・展開されました。大きさと印刷品質を除くポスターと雑誌広告の違いは、雑誌広告版は社名の下に一行多くテキストが入ります。印刷品質は、雑誌広告版では掲載誌面による違いはあるものの版ズレが酷いものが多く、ポスター版はまずまずのオフセット印刷品位です。本作では印刷に紙ズレがあり、襖の直交に歪みが見られるため若干の修正を施してあります。
今日世界第七位のコンテナ船会社であるAPLの起源は古く、パシフィックメールのパナマ航路開設が1848年、桑港・横浜間の太平洋航路開設が1867年(慶応2年、慶喜15代将軍に就任)、1925年に林業で財をなしたロバート・ダラーがパシフィックメールを買収してダラーラインズに改組、ダラーラインズから船と航路を継承して1938年に米政府主導で会社が設立されました。大西洋航路と比較すれば人荷の需要は多くはありませんでしたが、アメリカが接するもう一方の大洋に、カナディアンパシフィックと日本郵船の客船のみが走る状況を放置出来ずAPLの設立に至ったことは想像に難くありません。戦後、商船隊を失い外航に制限を受けた日本にとって、アメリカンイーグルのファンネルマークのAPL太平洋航路客船は憧れであり、1953年には英国女王戴冠式出席のため皇太子殿下(上皇陛下)が客船プレジデント・ウィルソンに乗船したことも大きな話題になりました
・ 雑感
「憧れのハワイ航路」はまさに憧れで、海外旅行が自由化されたのは1964年のこと、当時のAPL客船の横浜・ホノルル間乗船料金はツーリストクラスで350ドルほど、円ドルは固定相場360円時代なので350ドルは112600円、1960年の大卒初任給は13000円、つまり初任給の8.66倍。2015年の大卒初任給は204000円、もし8.66倍すると・・・1766640円也! まさに「憧れ」だったことが良くわかります (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】