● 1926年 JAPAN アメリカンメールラインのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪SAIL TO JAPAN VIA AMERICAN MAIL LINE≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :anonymous
製作年 :1926
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1926年 JAPAN アメリカンメールラインのポスター
パシフィックメールに次いで太平洋航路の米国貨客船の一翼を担っていたアドミラル・オリエントライン、米西海岸の森林開発材木商実業家ロバート・ダラーは1923年に解散するパシフィックメールを米船舶院を巻き込んで買収すると、1926年にはアドミラル・オリエントラインを買収しました。戦間期、日増しに厳しくなる競争にアドミラル・オリエントラインが音を上げたようで、現に日本の東洋汽船も同年に競争から脱落、日本郵船へ救済合併されて航路も一緒に譲渡します。アドミラル・オリエントラインは船も航路もまとめて譲渡され社名をアメリカンメールラインに改名、社長にはロバート・ダラーの息子が就きました。
独占禁止法への配慮も働いたでしょうが、実質的にはダラーラインの太平洋線とアメリカンメールラインは一体の配船、共同運航体制で運営されました。ダラーもアメリカンメールも(もっと言えばパシフィックメールも)、雑誌広告は比較的多く現存しますが、それ以外の資料は現存するものが至って少なく、ポスターなども現物はもとより当時の資料画像さえ貴重です。本作は資料画像から、正確に輪郭線を抽出して復元したもので、当社オリジナルの復元ポスターです
・ 雑感
花形の北大西洋航路の競争が激しいことは十分に想像されるところですが、実は太平洋航路も激烈な競争にさらされていたことがわかります。船の運航には当然保険を掛けますが、激しい競争で体力を失っていた東洋汽船に止めを刺したのは所有船の事故沈没でした。保険を掛けていたとしても、ただ一隻の船を失っただけで激しい競争にさらされていた船会社は破綻するリスクを背負っていました。そして、約15年後、1940年にはダラーラインとアメリカンメールラインは同じ苦境に至ります。持ち船の一隻を失ったことをきっかけに会社は一気に体力を失い、米海事委員会によってアメリカン・プレシデント・ラインズ(APL)へと経営権の譲渡を余儀なくされます。APLは設立当初、米政府丸抱えの会社であり、この太平洋航路は国家が乗り出さなければ経営が立ち行かないほどの厳しい競争があったことを示しています (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】