1951年 CPL 客船エンプレス・オブ・スコットランド 2950LL

● 1951年カナディアンパシフィック客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター精密レプリカ額入りジクレーアート
　≪Canadian Pacific, TO CANADA and UNITED STATES, EMPRESS OF SCOTLAND 26300 TONS≫

額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1951年客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター 2950LL黒

1951年客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター 2950LL白

ズーム1 1951年客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター 2950LL

ズーム2 1951年客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター 2950LL

インテリア 1951年客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター 2950LL

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1951年 CPL 客船エンプレス・オブ・スコットランド 2950LL
販売期間:
価格:	12,400円 (税込)
額・マット:
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送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます

作者名　：S.E. Beck
製作年　：1951
額縁・マット　：　木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmｘ2枚ダブルマット、前面1.8ｍｍ厚UVカットアクリル（クラレ・コモグラス）
　　　　　　　　　　額縁とマット色をお選びいただけます
　　　　　　　　　　　・黒艶消し額縁Ｘブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
　　　　　　　　　　　・白ツヤ額縁Ｘネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ　：　410ｍｍ　ｘ　525ｍｍ
作品サイズ　：　272ｍｍ　ｘ　407ｍｍ　（内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm）

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています

● 1951年カナディアンパシフィック客船エンプレス・オブ・スコットランド（ジャパン）のポスター

花形航路の大西洋とは違った意味で、戦前の太平洋航路は北米大陸横断鉄道連動の競合激戦航路でした。北からバンクーバー起点カナディアンパシフィックの鉄道・客船、シアトル起点の日本郵船とグレートノーザン鉄道、サンフランシスコ起点のパシフィックメール（後ダラー、APL）とユニオンパシフィック鉄道の連携三大勢力は、地球面積の1/3をも占める広い太平洋で覇権争いを繰り広げました。シアトル線に加え、東洋汽船に代わりかつての共同運航会社パシフィックメールと真っ向から競合するサンフランシスコ線も運航することになった日本郵船は、サンフランシスコ線に浅間丸級、シアトル線に氷川丸級、一挙6隻を投入、ダラーライン改めAPLもプレジデントフーバーを投入・・・これに対しカナディアンパシフィックは1930年、26000トン、22ノットのエンプレス・オブ・ジャパンを就役させます。エンプレス・オブ・ジャパンは両社新船より一回り大きく、速力で2ノット上回り圧倒的優位に立ちました。太平洋の女王という名称はあちらこちらで使われますが、大きさと速さ、船内の豪華さでもエンプレス・オブ・ジャパンはまさに太平洋の皇后（＝エンプレス）に相応しい存在でした。第二次大戦及び太平洋戦争の勃発で太平洋航路が運航停止されると大西洋に回航され、敵国となった「ジャパン」の船名は「スコットランド」に改名、ほどなく兵員輸送任務に就き、僚船であるエンプレス・オブ・ブリテンが第二次大戦中の最大損失客船となる傍らで生き残りますが、終戦後、カナディアンパシフィックが太平洋航路を再開することはなく、エンプレス・オブ・スコットランドは大西洋航路で1957年まで活躍しました。
戦後に制作されたポスターです。カッタウェイダイアグラムは客船のプレゼンテーションとして一般的ですが、販促物や船内配布、または広告で使用されることが殆どで、このようにポスターになる例は余り多くありません。1920年代以前に輪切り状のカッタウェイがポスターとして流行ったのみです。また、カッタウェイはカッタウェイでも、このようにデッキプランを展開した図案は珍しく、1970代のQE2雑誌記事の他には見当たりません。ポスターの目的からすれば、第一義的にはアイキャッチですので、じっと目を凝らして見なければならない図柄は敬遠されたのかもしれません。珍品といえるでしょう

・雑感

戦後こそ太平洋航路が再開されずに記憶から廃れましたが、カナディアンパシフィックは日本には馴染み深い船会社でした。エンプレス・オブ・ジャパンと同時に就役した大西洋航路のエンプレス・オブ・ブリテンは大きさで二回りも大きく、航路も違うので当然姉妹船ではありませんでしたが、両船は大きさが違うのみで配置やデザインをほぼ同じくしており、遠目には区別がつかなかったといわれます。エンプレス・オブ・ブリテンは、最初から冬季クルーズを予定して就役、冬季のクルーズでは毎年、日本に寄港しました。当時、日本に寄港する最大の客船でもあり、また太平洋航路には「ジャパン」の船名の客船、カナディアンパシフィックが戦前の日本では馴染み深かった所以です (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】

● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX

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