● 1935年 NICE MMフランス郵船のポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪LE CARNAVAL DE NICE PER LES MASSAGERIES MARITIMES≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Jean Jacques Gaudinot
製作年 :1935
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1935年 NICE MMフランス郵船のポスター
リオのカーニバルは余りにも有名ですが、地中海のニースのカーニバルはヴェネツィア、ケルン、バーゼルと並び欧州で最も盛大なカーニバルとして知られます。その歴史は古く、記録が残る限り1294年にプロヴァンス候の命によって開催されたといわれます。現在続くニースのカーニバルは、1871年に単発開催されたものを1873年にニース市が実行委員会を設置して制度化したものです。毎年2月に行われるニースのカーニバルは、フランス有数の保養地ニースの風物詩となっています。
ニースには大きな外航客船の埠頭がありません。このポスターで描かれているように、カーニバルに合わせてMM仏郵船の客船が沖止め寄港をするものと思われます。J.J.Gaudinotことジーン・ジャック・ゴーディノは、本作以外に作品ポスターが伝わっていません。しかし、この一作によってポスター画家として名を留めました。上下の文字の字体、デフォルメして図案化されたデティールもすべて、1920年代アールデコのお手本のような作品です
・ 雑感
カーニバルは、キリスト教の知識に乏しい多くの日本人が「お祭り」「パレード」だと思い込んでいますが「謝肉祭」のことを指します。古来、欧州ではイースター(復活祭)の40日前に謝肉祭を迎え、以後イースターまでの40日間を肉食を絶って身を清めて待ち、イースターで春の訪れを祝っていました。欧州の人々にとって寒い冬は受難の日々、これを冬の悪魔の所業を考え春の訪れに際しては冬の悪魔祓いを行います。謝肉祭と悪魔祓いが一体となって、「お祭り」のようになったカーニバルへと発展して盛大になってゆきました。あの仮装は悪魔祓いの行列なのです (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】