● 2008年 東芝マイクロSDカード広告レプリカ 額入りジクレーアート
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額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Euro Rscg Dusseldorf
製作年 :2008
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 2008年 東芝マイクロSDカード広告
世界有数のマーケティング会社であるEuro Rscg(現Havas Worldwide、日本流に言えば広告代理店)のデュッセルドルフ支社によってデザインされた2009年の東芝、欧州向けアドバダイジングです。2005年に規格が正式承認されたマイクロSDカードの欧州発売にあたって使用されたものです。現在では、以前のミニSDカードに代わってマイクロSDカードこそがスマートフォンやデジタルカメラなどの記憶媒体の主流になっているのはご存知の通りです。アドは旅客機、トラック、客船、三種類の図柄が制作され、本作は客船のものです。主に、欧州の雑誌及び新聞広告に使用されましたが、当時の展示会でオンデマンドプリントのフルサイズポスターが東芝のブースを飾っていた資料画像も残されています。古今東西の客船グラフィックとして見ても、抜きん出た秀逸のデザインです。旅客機、トラックの図柄とは違い、このデザインがカッサンドルのノルマンディーのオマージュとして、デザインの目線からは二重の意味を持っていると考えられます
・ 雑感
現在、我々が日常的に利用しているUSBメモリやSSDはNAND型フラッシュメモリーと呼ばれるもので、1987年に東芝(舛岡富士夫氏)が発明、その特許・ライセンス収益だけでも累計で数百億円を得たといわれます。公平な目で企業戦略、あるいは国策として俯瞰すれば、サムスンとのクロスライセンスが失敗であったかどうかは今日も議論がつきませんが(尤も、かつて日の丸半導体を巡って米日で同じ事象があり立場は逆でした。歴史は繰り返すものです)、振り向けば技術的には日本の半導体産業の頂点(あくまでRAMに突出していたという注釈が必要です)を示すものだったかもしれません。2015年現在、NAND型フラッシュメモリーの世界シェアでは、東芝はサムスン電子に次ぐ世界二位、残念ながら2015年には不正会計の不祥事で話題になりましたが、世界的エスタブリッシュ企業であることに変わりはなく、NANDフラッシュ技術の本家本元の東芝のプレゼンテーションとして、本作は産業史や風俗史といった面からも興味が尽きないものです。ちなみに、残念なことに本国たる日本では本作アドは使用されませんでした (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】