● 1920年 JAPON MMフランス郵船のポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪MESSAGERIES MARITIMES, JAPON EXTREME-ORIENT≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
作者名 :Sandy Hook (George Taboureau)
製作年 :1920
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1920年 JAPON MMフランス郵船のポスター
大英帝国の世界進出の前に霞みがちながら、フランスもまた、時に大英帝国とつばぜり合いになるような海外進出を果たしていました。メサジェル・マリタイム=MMフランス郵船は、その尖兵ともいえる存在であり、これを大英帝国に置き換えるならば、西行きのキュナード・東行きのP&Oであり、MMフランス郵船は西行きのフレンチラインに対する東行きの大役を一手に担っていました。MMフランス郵船は1851年に創業されてフランスの郵便輸送事業を受託、フランスの海外植民地獲得と歩を同じくして航路を伸ばしてゆきます。1870年頃にはサイゴンがMMフランス郵船の極東における一大拠点となり、ここから東アジア各地へとローカル航路を開設しました。正確な記録が失われていますが、日本へは上海航路を延伸する形で1880年代には寄港していたようです。
1920年頃のMMフランス郵船、極東航路終点の日本を描いたポスターです。作者はサンディ・フックことジョージ・タブロー、MMフランス郵船のポスターを数多く描いた海洋画家として知られます。欧州では日本を描いた戦前の観光ポスターとしてしばしば引用されることも多い作品です
・ 雑感
サンディ・フックの正確な筆致は、出自が正統的印象派であることを伺わせます。しかし・・・さすがに日本への渡航歴はなかったように見えます。極東・東洋への造詣が深かったように見えず、色遣いはどことなく中国と日本との区別がついていないように見えます。が、それはそれ、現代でも欧州に人から見れば中国と朝鮮と日本の区別が怪しいものです (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】