1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ライン 3035LL

● 1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター精密レプリカ額入りジクレーアート
　≪THE AMERICAN WAY TO U.S.A., AMERICAN EXPORT LINES≫

額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター 3035LL黒

1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター 3035LL白

ズーム1 1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター 3035LL

ズーム2 1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター 3035LL

インテリア 1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター 3035LL

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1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ライン 3035LL
販売期間:
価格:	12,400円 (税込)
額・マット:
購入数:	個

送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます

作者名　：Alda Saassi
製作年　：1955
額縁・マット　：　木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmｘ2枚ダブルマット、前面1.8ｍｍ厚UVカットアクリル（クラレ・コモグラス）
　　　　　　　　　　額縁とマット色をお選びいただけます
　　　　　　　　　　　・黒艶消し額縁Ｘブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
　　　　　　　　　　　・白ツヤ額縁Ｘネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ　：　410ｍｍ　ｘ　525ｍｍ
作品サイズ　：　272ｍｍ　ｘ　407ｍｍ　（内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm）

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています

● 1955年アルダ・サッシアメリカン・エクスポート・ラインのポスター

アメリカン・エクスポート・ラインズはその社名が示す通り、主に輸出自動車部品を運ぶニューヨーク・地中海航路の貨物船海運会社として設立されました。1931年からはオール一等で約100名の乗客が乗船できる「4 ACES」と呼ばれたエクゾコールダ、エクスキャンビオン、エクシキャリバー、エクゼターの4隻体制でニューヨーク発地中海周遊、行程約48日間の貨物輸送兼豪華クルーズが予想以上の好評を得ることになります。第二次大戦で4隻体制は崩壊、1948年には代替船を購入して航路復活を果たしました。戦前の好評通り、ニューヨーク・地中海航路には結構な需要が見込めたため、あえて大戦時に大量に建造された貨客船の購入を断り（太平洋航路のAPLと真逆の行動が興味深い）、客船専用の新船を建造しました。豊かなアメリカは、これらの客船にも気前良く補助を与えたとされています。こうして1950年から1951年に就役したのが、客船インディペンデンスとコンステチューションでした。第二次大戦で赴いた欧州への旅行は真の戦勝国だった米国人に人気、船が足りずにチャーター船で賄わねばならないほどだった乗船客の多さは、積極的な宣伝広告を促すこととなり、アメリカン・エクスポート・ラインのプレゼンスは頂点を迎えることとなります。
アメリカン・エクスポート・ラインで何より忘れられないのはモナコ公妃となったグレース・ケリーでしょう。客船インディペンデンスとコンステチューションは、その人気ぶりを反映してハリウッド映画にもたびたび登場しました。1955年の「泥棒成金」もそのひとつでしたが、グレース・ケリーはこの映画の撮影中にモナコのレーニエ大公と出会います。翌1956年、グレース・ケリーは思い出の船となった客船コンスティテューションに乗船して渡欧、カンヌで下船してそのままモナコ王室へ輿入れしました。
アルダ・サッシは1929年生まれのイタリア人ポスター画家です。戦後、イタリアンラインやアメリカン・エクスポート・ラインズのポスターを大量に描きました

・雑感

第一次大戦で債権国へ転じ、第二次大戦で名実ともに世界の制海権を握り、造船技術において世界トップへ躍り出ながらもアメリカが海運業トップに躍り出ることはありませんでした。長年その理由を考えて来ましたが、ふと気づきました。アメリカが植民地を持たなかったからです。つまり、自国民や自国製品を海外に「運ばなければならない」動機が乏しかったということです。アメリカは昔も今も莫大な国内消費が経済を支える構造の国家であり、海事委員会に焚きつけられてもコンテナ船時代の到来以前は貨客含めて目立った海運業の発展はありませんでした。明治維新以降、日本の海運業が急速に発展したのは日本製品を海外に「運ばなければならない」国家存亡を賭けた理由があったからです。そういう目線で見れば、アメリカン・エクスポート・ラインズは古くはフォードの自動車部品を輸出しており、多少なりとも「運ばなければならない」理由をもって社業を成していた船社だったと言えますし、地中海航路でも人気を博するキラリと光る存在感を持っていました　 (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】

● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX

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