1928年 日本郵船・氷川丸の一般配置図 2695XL

● 1928年 日本郵船・氷川丸の一般配置図 精密レプリカ額入りジクレーアート
 ≪N.Y.K. LINE HIKAWA-MARU, Yokohama Dock Co. 1930≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1928年 日本郵船・氷川丸の一般配置図 2695XL

価格:

15,800円 (税込)

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商品名 :1928年 日本郵船・氷川丸の一般配置図 2695XL
作品名 :N.Y.K. LINE HIKAWA-MARU, Yokohama Dock Co. 1930
作者名 :横浜船渠(三菱重工業)
製作年 :1928年頃(英国技術誌モーターシップに修正引用掲載)
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 440mm x 560mm
作品サイズ : 312mm x 468mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは322 x 478mm)

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています


● 日本郵船・氷川丸の一般配置図

日本郵船・氷川丸の一般配置図(デッキプラン・図面)です。
明治開国以降、日本から北米向けの輸出品は生糸でしたが、グレートノーザン鉄道(GN)の社長ジェームズ・ヒルは最初からこの生糸に目をつけ政府の援助なしの独力でミネソタ州・セントポール(五大湖の西岸)からシアトルへの米国最北の大陸横断鉄道の敷設に成功しました。日本郵船に対しては埠頭と上屋(倉庫)の建設をGN側が負担することで航路開設を持ちかけます。日本郵船が北太平洋航路開設にあたりサンフランシスコ線での米パシフィックメールとの競合が避けられないと苦慮していたところにGNからのプロポーザル、まさに渡りに船といったところで話はトントン拍子に進み1896年7月に提携に調印、何と翌8月には第一船の三池丸が横浜を出港しました。現在60万人弱、米西海岸有数の大都市の当時の人口は3万人ほどだったといわれています。1920年代、伝統のシアトル航路には加賀丸、伊豫丸、横濱丸、静岡丸が配船されていたものの、第一次大戦後にわかにクローズアップされた太平洋航路に英米政府がバックアップ、パシフィックメール改めダラーライン、カナダィアンパシフィック(CPL)が就航させた新造船には太刀打ちできない状況に陥っていました。1926年、日本郵船が、航路経営を断念した東洋汽船からサンフランシスコ線を引き継ぐと、この課題はいよいよ現実的になり、日本郵船はシアトル線に19ノットの氷川丸級を3隻、サンフランシスコ線に20ノットの浅間丸級3隻を新造配船することを決断します。
第二次世界大戦・・・日本の1万トンを越える商船で生き残ったのは氷川丸たった一隻でした。この一隻さえも、戦後占領下にあった日本に外航船の運航は許可されず、氷川丸が外交航路に復帰するのは1950年のことでした。サンフランシスコ条約締結後、1953年には北米定期航路が復活しました。1960年、政府援助を受ける新船の建造計画が伊勢湾台風の救済のために立ち消えになる中で退役、後に飛鳥でクルーズ事業に乗り出すまで日本郵船は全客船事業から撤退(貨物船客室のサービスも廃止)することになります。退役後はご存知のとおり、横浜に係留保存されています。
氷川丸を一面から考察すれば、浅間丸以降の大型新船が貨客船から客貨船(貨物と乗客の主従)への色合いを強めたのに対し、従前の貨客船路線の最終形だったもいえるでしょう。現在保存される氷川丸は後部にデッキが追加されていますが、原型は見た目の印象がより貨物船的なものでした。主デッキから船倉へのハッチが重視されいることは一般配置図にも反映されています

・ 雑感

同じ太平洋横断航路であっても、サンフランシスコ航路トシアトル航路では条件が全く違いました。大圏航路をとると北緯50度近くまで北上することとなり、大荒れの北太平洋を航海することとなります。船の設計手法のひとつに全体の乾舷を低くし、船首のみ高くして航洋性を上げる方法がありますが、氷川丸ではこの重心を低くする手法が採られました。氷川丸級の船容が低くブリッジが高く感じるのはこのためです。ブリッジもボートデッキから見て、浅間丸級より一層高く積み上げられています。厳しい北太平洋を行き来した船容は一般配置図にも反映されています (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】


● ジクレーアートプリント・客船一般配置図 (デッキプラン図面) XL INDEX

 ※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します

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XL/Gen. Arrangement 一覧ページ

納入事例
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