“Hamburg America Line S.S.Albert Ballin Class” ポストカード5種セット（送料無料）
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- ｐ2355b・・・ヘニング・クーケによる1930年のポスター。“Famous Four”が一目了然で判り易く描かれています。同じ図柄でセールングスケジュールなども製作されました（Henning Koeke, 1909-1998）
- ｐ2860・・・アルベルト・フースによる珍しい横位置のポスター（Albert Fuss, 1889-1969）
- ｐ2673・・・セオドア・エトバウアーによる1935年頃のポスター（Theodor Paul Etbauer, 1892-1975）
- ｐ2861・・・アルベルト・フースによるドイツ的なポスター。当時のドイツは独特のフォントを使用しています
- ｐ2359b・・・「アルベルト・バリーン」を「ハンザ」に船名変更した後の1937年のポスター。アルベルト・フース
19世紀後半から第一次大戦前まで、皇帝カイザーウィルヘルム2世の野心に呼応して英国勢と競い、一時は北大西洋の乗船客数で英国を抜いた立役者はドイツの二大海運会社、北ドイツロイドライン（NDL）とハンブルクアメリカライン（HAPAG）でした。この時期、HAPAG中興の祖として活躍したのがアルベルト・バリーンでした。バリーンは平和主義者で、NDLが皇帝の意を汲んで急進的な経営にまい進したのとは対照的に、常に対英戦を憂慮していたと言われ、高速で巡洋艦転用可能な初代の客船ドチェラントを建造したものの、以後は乗り心地の悪い好戦的な客船建造を反省し、平和的な伝説の中速三巨船、インペラトール、ファーターラント、ビスマルクを建造します。バリーンの願いは空しく第一次大戦勃発、バリーンは失意のまま睡眠薬の多量摂取でこの世を去りました。バリーンの三巨船は、終戦後、戦時賠償で英米に引き渡され、殆どの船を失くしたHAPAGがユナイテッドアメリカンラインとの共同運航の形で客船運航を再開したのは1922年、翌1923年、再建HAPAGの期待を背負って客船が二隻建造されました。第一船にはHAPAG中興の祖“Albert Ballin”の船名が与えられました。第二船は、二代目となるドイチェラントの船名、こうしてユナイテッドアメリカンラインとの共同運航を含め四隻によるハンブルグ・ニューヨーク線の週航サービスが再開されました。中型中速船のHAPAGのサービスは評判が良く、1926にはほぼアルベルト・バリーンと同船容のハンブルグ級客船二隻が建造されました。この四隻をして“Famous Four” アルベルト・バリーン級と呼びます。1935年、ネームシップであったアルベルト・バリーンは、アルベルト・バリーンがユダヤ系であったことからヒトラー政権によって改名を命じられ“Hansa”＝ハンザと船名を変えました
○ オーシャンノートオリジナルポストカードについて
当ポストカードは、ヴィンテージポスターの画像データをポストカード用にレイアウトした精密レプリカです。元となるヴィンテージポスターには破れや傷み、退色やヤケがあるものが多く、折れや破れなどの傷み部分は画像修正し、質感を損なわない程度に色相・彩度、明度等を調整し発表当時のポスターの再現につとめています。プリントはオンデマンドアートプリント、通常のデジタルプリントとは違って水ににじまず、実際のポストカードとしても使用できます。
通常の屋内環境で30年から40年以上は鑑賞に堪え得る保存が可能なので、資料収集向けにも適しています
○ ベースペーパーとプリント
紙：0.27ｍｍ厚、特注カットアート紙（参考：官製はがき t=0.22ｍｍ）
寸法：148ｍｍｘ100ｍｍ（裏面に淡グレー色で“POSTCARD”表記、郵便番号枠無し。郵便ハガキとして使用できます）
印刷：オンデマンド、ピグメント（顔料）インク、屋内30年以上保存鑑賞可
ベースペーパーは官製インクジェットはがきより、やや白色度高めです
○ 商品のお届けとお支払いについて
- ポストカードシリーズは、普通郵便もしくは日本郵便クリックポスト（原則ポストカードセットで複数ご注文）にて御宅郵便受け投函でのお届けとなります
- 他の商品も合わせ、合計5000円未満のご購入では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済の3通り、ヤマト運輸代金引換はご利用できません。（システム上、ご購入画面に銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済しか表示されません）
- 合計5000円以上のご注文では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済に加え、ヤマト運輸代金引換もご利用できます。324円の代引き手数料が代金に加算されますが、ヤマト運輸宅急便扱いとなります
- 額装アート商品と併せてご購入の場合は、ヤマト運輸宅急便でのお届けとなります
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● ハンブルグアメリカライン・アルベルトバリーン級客船のポスター、雑感
アルベルト・バリーンの平和的な思想は後に高く評価されますが、こうした考え方は当時の情勢においては複雑なもので、皇帝一家を客船一隻まるまる貸し切りにして北海クルーズに招待したり、皇帝のために二月に一度の晩餐会を開いたりしたものの、皇后からは終生疎んじられたと伝わります。一説によれば、これも遠因はバリーンがユダヤ系であったことにあるといわれ、20数年後にヒトラーによって自らの名を冠した客船が改名の憂き目に合うのも運命的なものであったかもしれません (T.O.)
● 北ドイツロイド・ハンブルグアメリカライン客船ポストカード INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】
