“Hamburg America Line S.S.Hamburg” ポストカード5種セット（送料無料）
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- ｐ2357b・・・セオドア・エトバウアーによる1933年のポスター。全く同じ構図で、背景の星条旗と青部分が金彩一色のポスターも良く知られています。金彩のものは、現存するどれもが、薄く星条旗の縞が残っているので、政治的な事情で背景部分を重ねて印刷して金彩バージョンが製作されたのではないかと思われます。従って、星条旗が描かれたこのポスターがオリジナルバージョンであると考えられます（Theodor Paul Etbauer, 1892-1975）
- ｐ2644・・・オットマー・アントンによる1926年製作のポスター。客船ハンブルグ就役に合わせて製作されたものです。オットマー・アントンは1930年代にはアールデコ、ポスター調の作品を多数残すことになりますが、このポスターはアントンのキャンバスへの筆致がリアルに残される油彩画が元になっています（Ottomar Carl Joseph Anton, 1895-1976）
- ｐ2372・・・セオドア・エトバウアー、1934年製作のポスター。アルベルト・フースとともに、戦前のHAPAGのポスターを描いたエトバウアーですが、これもまたフース同様、多才な作風を駆使しており、このポスターでは本来の画家としての作風が水彩画で表現されています
- ｐ2643・・・同じくセオドア・エトバウアー、1934年製作のポスター。この形式のポスターは数種類製作されており、テキスト部分の色や、下部の客船の写真が別のアルベルト・バリーン級客船に入れ替わったものもあります。本来の画家としてよりは、写真やテキストをレイアウトするアートディレクションの才にも長けていたことがわかります
- ｐ2358b・・・・アルベルト・フースによって1935年に製作されたポスター（Albert Fuss, 1889-1969）
>第一次大戦の戦禍と賠償でほぼ全ての客船を失ったハンブルグアメリカライン（HAPAG）の再建は、1922年ユナイテッドアメリカンラインの客船の共同運航、1923年アルベルト・バリーン姉妹船の建造に続き、1926年にはアルベルト・バリーン級客船三番船と四番船の建造によって、ハンブルグ・ニューヨーク線八隻体制で整うことになります。この1926年建造の三番船が客船ハンブルグ、四番船が客船ニューヨークでした。両船は基本的には客船アルベルト・バリーンを踏襲したものでしたが、建造に3年の差があるために二船をもって客船ハンブルグ級と呼ぶこともあります。就役後はHAPAGの旗艦扱いとなり、アルベルト・バリーン級の“Famous Foue”としてのアピールとは別に、“客船ハンブルグ”として宣伝される機会も多く、“客船ハンブルグ”のポスターや広告も多数リリースされました
○ オーシャンノートオリジナルポストカードについて
当ポストカードは、ヴィンテージポスターの画像データをポストカード用にレイアウトした精密レプリカです。元となるヴィンテージポスターには破れや傷み、退色やヤケがあるものが多く、折れや破れなどの傷み部分は画像修正し、質感を損なわない程度に色相・彩度、明度等を調整し発表当時のポスターの再現につとめています。プリントはオンデマンドアートプリント、通常のデジタルプリントとは違って水ににじまず、実際のポストカードとしても使用できます。
通常の屋内環境で30年から40年以上は鑑賞に堪え得る保存が可能なので、資料収集向けにも適しています
○ ベースペーパーとプリント
紙：0.27ｍｍ厚、特注カットアート紙（参考：官製はがき t=0.22ｍｍ）
寸法：148ｍｍｘ100ｍｍ（裏面に淡グレー色で“POSTCARD”表記、郵便番号枠無し。郵便ハガキとして使用できます）
印刷：オンデマンド、ピグメント（顔料）インク、屋内30年以上保存鑑賞可
ベースペーパーは官製インクジェットはがきより、やや白色度高めです
○ 商品のお届けとお支払いについて
- ポストカードシリーズは、普通郵便もしくは日本郵便クリックポスト（原則ポストカードセットで複数ご注文）にて御宅郵便受け投函でのお届けとなります
- 他の商品も合わせ、合計5000円未満のご購入では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済の3通り、ヤマト運輸代金引換はご利用できません。（システム上、ご購入画面に銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済しか表示されません）
- 合計5000円以上のご注文では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済に加え、ヤマト運輸代金引換もご利用できます。324円の代引き手数料が代金に加算されますが、ヤマト運輸宅急便扱いとなります
- 額装アート商品と併せてご購入の場合は、ヤマト運輸宅急便でのお届けとなります
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● ハンブルグアメリカライン・客船ハンブルグのポスター、雑感
第一次大戦後のドイツ海運の再建は地道なものでしたが、たまたま船台の上で未完成だった3万トン級新鋭客船コロンバスが残ったNDLと、三巨船と中興の祖バリーンを失ったHAPAGとでは行き方が異なることになります。NDLはコロンバスで再建の糸口をつかみ、コロンバス姉妹船の建造をスケールアップしてオイローパとブレーメンで世界のトップへ躍り出たのに対し、HAPAGは2万トン級客船を着実に増やして再建を果たして行きました。後年、当時のNDLの方が目立った存在として記憶されることになりますが、HAPAGのポスターや雑誌広告を見ると、その再建が決して地味で目立たぬものだったとは言えないことが判ります。NDLのアドバタイジングは、世相を反映したややプロパガンダ色がにじむものでしたが、HAPAGにものは・・・どれも美しく、純粋さを感じます (T.O.)
● 北ドイツロイド・ハンブルグアメリカライン客船ポストカード INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】
